top of page

「キューブサロン」設立趣意

平成15年8月

 

 地方の時代が叫ばれる昨今、地域産業の活性化無くしてはその実現は難しいと思われます。そのため、地域の技術や人材などの経営資源を活用した新事業の創出による地域産業の活性化を進めることが重要な課題と考えます。

 宇部市には、山口大学医学部・工学部、宇部工業高等専門学校等をはじめとする大学等の研究機関の大きな集積があり、産学官連携の為の好条件が揃っている事は衆知の事実です。また、昨年6月閣議にて決定された「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」に基づき本年5月に「産学公研究開発促進特区」が宇部地域で認定され、益々宇部地域における企業・大学・研究施設等が所有する技術・人材を生かし、産学官共同の研究開発を促進する気運が高まってきました。しかし、実際今までさまざまな形で異業種間の交流、産学官連携の活動が行われて来ましたが必ずしも十分な成果を上げてきたとは言えません。

 広島では、「広島5:01(ファイブ・オー・ワン)クラブ」が発足し、本年1月から毎月1回、普段なかなか知り合えないような人が気軽に集まり、産学官のネットワークの輪を広げる集まりを開催しておられます。
私達は、昨年7月から、産学官の有志が気軽な雰囲気で宇部の活性化について話し合う場を設けようと「キューブ(C-UBE)サロン」を始め、約1年間継続して開催してきました。この活動の実績から、特に産と学とが気軽に出会える場を一層広げて有志の広範囲のメンバーに提供する事がベストであるとの結論に至りました。
そこで会の名称はそのままに、より発展的に内容を変更した本会への、産学連携による新技術・新規事業に意欲を持つ有志の方々のご参加を期待し、ご案内します。

 

 

bottom of page